梅雨も明け、本格的な夏の到来だ。薄着の季節は体型が気になる! というわけで、ダイエットを思い立ってみたものの、なかなか食べる量を減らせない……そんなアナタに朗報だ。
食べ物を小さく切ってから口に入れることで、丸ごとかじった時よりも満足感が得られ、食べる量を抑えられることが実験で証明された。
アリゾナ州立大学の研究者らが、300人以上の学生にベーグルを1個ずつ食べさせて満腹度を調べる実験を行った。半数には丸ごと、残り半数には4等分したものを配り、20分後に別の食事をさせた。ベーグルも食事も、食べたい量だけ食べるように指示した。
すると小分けのベーグルを食べたグループは、ベーグルもその後の食事も残す傾向が見られ、同量の食べ物でも小分けにした方が満足感を得られやすいという結果になった。
これは小さく切ったものの方が総量が多く見える視覚的効果によるものと思われるが、他にも小分けのものは無意識にゆっくり食べる人が多いことから、満腹中枢が刺激されて満足感を得やすいとも考えられている。
またマウスを使った実験でも、同量のエサを「一つの大きな塊」と「小さい30粒」にしたところ、マウスの多くが小さい30粒のエサを選ぶという結果が得られた。
実験を行ったワヘラ氏は、「同じものでも小分けにした方が多く感じられるようです。カロリーの高いものはいくつかに切り分けて食べることで、食べ過ぎを防げるのではないでしょうか」と述べている。
ステーキは小さめに切り分けてから、パンは丸かじりではなくちぎってから食べる――そんな簡単なことで食べ過ぎを防げるのなら、ぜひ今日から実践したい。
参照元:DailyMail(英文)
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